ピアニスト南野陽子の「見聞録@ヨーロッパ」

音楽&文章によるコンテンツ工房をめざして♪

教育の話

ガリレオ・ガリレイが講義をしたパドヴァ大学♪

フレスコ画好きの私のせいで(?)

みなさんにはすっかりスクロヴェーニ礼拝堂の街として

有名になってしまったイタリアのパドヴァですが

 

イタリアの人々にとって

パドヴァと言えばボローニャと並んで

大学の街としてとても有名なんですよ!

 

パドヴァ大学は13世紀の初めに創立されました。

 

この大学ではなんとあの有名なガリレオ・ガリレイが

数学を教えていたそうです。

 

さすが歴史の国イタリアですね!!

想像するだけで、歴史の絵巻物を観ているようです♪

 

人生に無駄な勉強などない!?〜ラテン語の話〜

私が15才で入学したウィーンのギムナジウム(高等学校)では

ラテン語が必須科目でした。

 

ラテン語は現在は主として学術的な研究等に使用されており

日常使われる言語ではありません。

 

そこで在学生が中心となって

「もっと実用的なフランス語や、せめて音楽に使えるイタリア語に

変更するべきだ」という意見を通すための署名運動が

行われました。

 

しかし、その時の校長はこれを頑として拒絶しました。

曰く「ここは語学学校ではなく、ギムナジウム(高等学校)で

実用ではなく教養を身につける場所なのだ。

それに、人生において無駄な勉強などない。」とのこと。

 

あまりに筋が通った意見だったので

さすがに生徒も引き下がらざるを得ませんでした。

 

今日もある英単語を調べている時に

その言葉の起源となるラテン語の知識のおかげで

その単語の持つ本質的な意味を理解することが出来ました。

 

私は思わず

上記のギムナジウム校長の言葉を思い出しました。

 

そして

「人生に無駄な勉強というものはないものなのだ」

と不思議な気持ちで納得していました♪

 

あなどれない才能の流出

私は先日の日本人ノーベル受賞者4人のうち2人が

アメリカに住んでいるのをニュースで見て

「これって音楽以外の世界も同じなんだな」と実感しました。

 

「優秀な頭脳、才能を国外に流出させない」

ということは一見私達にとってあまり関係がないように感じます。

 

でもヨーロッパは2度の世界大戦を通じて

多くの優秀な人材をアメリカに流出させてダメージを受け

一方のアメリカは今もって世界中から優秀な人材を集めており

両者の違いは明らかです。

 

長い目でみると「優秀な人材の流出」は

その国の国力にとって大きな影響を与えるみたいです♪

 

ああ!大いなるすれ違い♪

オーストリアのザルツブルクなどで

インターナショナル・マスターコースに携わって来ましたが

いつも思いがけない発見があります。

 

マスターコースでのピアノのレッスンの内容は

大きく2つのブロックに分かれます。

 

音楽の知識に関する部分

その曲の構成や解釈法、その時代に合った演奏法などを教える。

 

ピアノのテクニックに関する部分

高度なテクニックを要する部分についての演奏技法や

特別な練習法を教える。

 

マスターコースで指導にあたる著名な教授やピアニストは

,糧羹鼎旅發ぅ譽奪好鵑鯔召漾逆にピアニストを目指す

受講生の多くは△糧羹鼎旅發ぅ譽奪好鵑鯔召爐里

大きなすれ違いが生じます。

 

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帰国後のアプローチ♪ヨーロッパとアメリカの専門教育の違い

私が日本に帰国して感じたことの1つに

「日本にはアメリカの情報は沢山あるのに

ヨーロッパの情報は少ない」

ということがありました。

 

これはもちろん日本が歴史的背景から見て

アメリカの影響が強く関係も深いということが

一番大きな原因だと思います。

 

ただ、情報ということに限って考えると

それ以外の要因の1つに

日本人でそれぞれの地域に関わった人達の

帰国後のアプローチの違いという点も

考えられると思います。

 

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こんなに違う?ヨーロッパとアメリカの専門教育

今日から2回に分けて

「ヨーロッパとアメリカの専門教育の違い」

についてより具体的に書いてみたいと思います。

 

私は15才でウィーンに留学する以前

台湾で暮らしていたのですが

留学する際に師事していた台湾人の先生から

「5年ほどヨーロッパで勉強してその後はアメリカに行きなさい。」

と言われてびっくり!!

 

私にとってはヨーロッパに留学するだけで

人生の大事件だったので

先生のグローバルな感覚にはとてもついていけませんでした。

 

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プロフィール
 


Yoko Nanno
南野 陽子(なんの ようこ)
ピアニスト


クラシックのピアノを学ぶために、15歳でオーストリア・ウィーンのコンセルヴァトリウム(音楽院)に留学後、ドイツ・ミュンヘン音楽大学卒業。以後、フランス・パリ、オーストリア・ザルツブルグで研鑽を積み、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学で行われる国際サマー・アカデミーにてアシスタントとして後進の指導にあたる。

演奏活動、アルバム制作を経て、クラシック音楽の名曲をピアノ&シンセサイザーを用いて現代風にアレンジしたアルバム・シリーズ『ウィーンのカフェ〜Cafe in Vienna〜』を Apple Music, Spotify, amazon music,等各種音楽配信にて配信中。

トリオ・チルコ



帰国後、新しい形のヒーリング音楽「アクティブ・ヒーリング」を体現するアルバム「ザ・スピリット」を企画、プロデュース。「トリオ・チルコ」というユニット及び制作チームを発足させ、自らもピアニストとして演奏に加わった。


東京ベイの夜景
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