ピアニスト南野陽子の「見聞録@ヨーロッパ」

音楽&文章によるコンテンツ工房をめざして♪

【マーラー】

『マーラー君に捧げるアダージョ』【その2】マーラーが訪れたウィーンにあるフロイトの診療所

典型的なウィーンの建物

 

映画『マーラー君に捧げるアダージョ』では…

 

作曲家マーラーが

オランダのライデンで休暇中の

精神科医フロイトを訪ね

 

そのままライデンで

フロイトの診察を受ける形で

ストーリーが展開します。

 

ただ多くの資料や書物によると

実際にはマーラーは

ウィーンにあるフロイトの診療所を

頻繁に訪れたそうなんです。

 

 

ウィーンにある

フロイトの診療所のあった建物は

現在ではフロイト記念館になっています。

 

上の写真は

記念館の中の

フロイトの診療所の入り口。

 

 

私はウィーンでの学生時代…

まだ10代の頃から

このすぐ近所にあるアパートに住んでいたので

この辺りには土地勘があるんです…(笑)

 

去年の夏

このフロイト記念館にも

久し振りに足を運んだんですよ。

 

 

ウィーンにあるフロイトの診療所の待合室

 

こちらの写真は

診療所の待合室。

 

診察室からの眺め

 

診察室からの中庭の眺め。

 

いずれも

私が初めて訪れた頃の昔と変わらず

とても居心地の良い空間になっていて

 

前世紀末から20世紀初頭に

ウィーンで活躍した

マーラーとフロイトの会話を想像しながら

つい長居していまいました♪

 

 

『マーラー君に捧げるアダージョ』

『マーラー君に捧げるアダージョ』

 


渋谷ユーロスペースで

GWに封切りされたばかりの

映画『マーラー君に捧げるアダージョ』を観てきました。

 

今年はなぜか

マーラーやショパン、モーツァルト、プッチーニを題材にした

「音楽映画」の公開が相次いでいるんですよ…

どうしてなんでしょう??

 

 

この作品は

ウィーンが生んだ天才作曲家グスタフ・マーラーと

その妻アルマ・マーラーの物語。

 

アルマ・マーラーは

「世紀末ウィーンのミューズ」といわれた

大変有名な女性で

 

マーラーを始め

画家のクリムト、ココシュカ

建築家グロピウス、作家のヴェルフェルなど

 

数多くのアーティストを魅了した(?)

ことでもよく知られています。

 

 

映画の中では…

 

音楽家でもあったアルマが

自身の作曲を禁じられ

 

家族の世話に専念した結婚生活に

不満を大爆発させる場面が

あまりにも強烈だったので

 

アルマと同じような状況におかれているわけではない

私でさえ

女性として、音楽家として

観ていてとても苦しい気持ちになりました…。

 

 

映画を鑑賞し終わった後には…

 

本当の意味で自分が納得出来る人生って

どんなに大変でも

自分で切り開いていくしかないんだな…

 

…などと

久しぶりに超真面目に(?)

人生について思いをめぐらせながら

映画館を後にしました…。

 

音楽家の私としては

同じ「音楽家」の映画を観るというのは

結構疲れるんですよね…(苦笑)♪

 

 

【マーラー(1)】2011年は2010年に引き続き『マーラー・メモリアルイヤー』


ウィーンの旧市街で見かけたマーラーの展覧会ポスター



世紀末のウィーンが生んだ

後期ロマン派の大作曲家グスタフ・マーラー。



2011年は

マーラーの没後100周年ということで


生誕150周年だった去年(2010年)から引き続き

2年連続でメモリアルイヤーになるんですよ。



…といっても

クラシック音楽関係者以外には

あまりピンと来ない話かも…(笑)




写真は

去年の夏にウィーンの街角で偶然見かけた

「マーラーとウィーン」という展覧会のポスター。



すぐ近くで開催中とのことだったので

慌てて会場に直行しました。



この展覧会のタイトルにあるように

ウィーンの人々にとっては

マーラーは特別な存在です。



ウィーンで音楽を学んだ私にとっても

やはり特別な存在であるマーラー。



このところマーラーの作品に

接する機会が多いこともあり



これから何回かに分けて

マーラーについて思いついた事を

書いてみたいと思います♪



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プロフィール
 


Yoko Nanno
南野 陽子(なんの ようこ)
ピアニスト


クラシックのピアノを学ぶために、15歳でオーストリア・ウィーンのコンセルヴァトリウム(音楽院)に留学後、ドイツ・ミュンヘン音楽大学卒業。以後、フランス・パリ、オーストリア・ザルツブルグで研鑽を積み、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学で行われる国際サマー・アカデミーにてアシスタントとして後進の指導にあたる。

演奏活動、アルバム制作を経て、クラシック音楽の名曲をピアノ&シンセサイザーを用いて現代風にアレンジしたアルバム・シリーズ『ウィーンのカフェ〜Cafe in Vienna〜』を Apple Music, Spotify, amazon music,等各種音楽配信にて配信中。

トリオ・チルコ



帰国後、新しい形のヒーリング音楽「アクティブ・ヒーリング」を体現するアルバム「ザ・スピリット」を企画、プロデュース。「トリオ・チルコ」というユニット及び制作チームを発足させ、自らもピアニストとして演奏に加わった。


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